静かなる山稜 <小佐飛山 1429m>

 小佐飛山は男鹿山塊(栃木・塩原温泉の北方)にある、原生林に覆われた静かなる山稜である。男鹿山塊で登山道が整備されているのは日留賀岳位で、多くは手強い薮山である。数年前に北側の尾根にある大佐飛山(1908m)に登頂しているので、子供の小佐飛もやっつけようということになった。こんな薮山に惹かれるのが我が倶楽部の伝統、今回は熟年男性4名での登頂である。残雪の残る4月上旬、黒磯市の萩平より急登の尾根に取り付く。


ルート:湯宮萩平駐車場〜渡渉点〜ダム見晴らし〜1120m点〜1350m反射板〜小佐飛山頂上〜往路を戻る
           


<登山口の萩平駐車場>
車数台が駐車してあるが、多くは
釣り人との思われる。
<渡渉>
堰堤の近くで渡渉点を探す。 
なんとか飛び石伝いに渡れた。
<芽吹き始めた木々>
やっと芽吹きも始まり、山桜も
開花している。
<やしおつつじも見事に開花>
芽吹きの前に開花するツツジ
ピンクの花が一層映える。
<カタクリの群落も最盛期>
山仕事用の登山道にもビッチリ
開花、踏まないでは歩けない。
<見事に開花、杉の花>
幹を揺すると、杉花粉が黄粉を
まぶしたように降ってくる。
<いよいよ笹薮が始まる>
迷わないように赤色の
テープを付けながら進む。
<笹とコメツガなどの樹林帯>
原生林の樹林帯、足元の笹も
未だ歩き易い。
<倒木に苦しむ>
  自然倒壊の大木、避けたり
またいだりで、体力も消費する。
<大木に付く、熊の爪跡>
冬眠から目覚めて、そろそろ爪を
研いで獲物を探すのか・・。
<大木のトンネル>
自然に付いたのか、これでも
未だ生命力は旺盛である、
<背丈以上の笹薮の先に>
数m離れると、前が見えない。
何のためか、ヒョッコリ現れた反射板。
<笹と雪が混在してきた>
薮よりは良いが、ウッカリ
すると膝上まで足が潜る。
<見えた大佐飛山山頂>
 樹林の間に、数年前に登った
雄大な大佐飛山が見えてきた。
<素朴な山頂・小佐飛山>
登山開始4時間20分、やっと
目的の小佐飛山頂に到着した。
<小佐飛山頂にて記念写真>
低笹に覆われた山頂、三角点だけの
素朴な山頂、見晴らしもない。



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