ヒマラヤ・アンナプルナ フォト紀行

 

ポカラから車で1時間のナヤプルより、いよいよアンナプルナ山群展望の5泊6日トレッキングに出発。しばらくはネパールから北上しチベットに至る生活道路で、ポーターが籠に入れた活きた鶏も担いで運びます。
(今晩の私たちの夕食か?)。登山者の荷物はポーター運んでくれるので、軽いサブザックとカメラ位の軽装で歩けます。バックを3個くらい籠に入れ、紐を頭にかけて持つ独特のスタイルで、30kg以上はあるでしょう。

トレッキングの休憩地ウレリーの集落風景。昼食のダルバードは、野菜たっぷりで、若干脂っぽいですが慣れると美味しくなります。 トレッキングの客が来ると直ぐに露天商がオープン、呼びかけの言葉は「千円・千円」だけですが、これでも結構商売になっています。男より女の働く姿が目だって、たくましい感じです。

 
宿泊地・ゴラパニ村のロッジ風景。ロッジの客室には質素な木製ベッドと、トイレ付シャワー室もあります。 太陽熱で沸かした温水が出ますが、大勢が使えば水になります。何処のロッジも同じような造りで、窓が閉まらない、すきま風などは珍しくありません。質素ながらも概ね清潔です。
子供達の表情は日本人に似て可愛い。目が会うと、「キャンデイキャンデイ」と手を出しておねだり。子供達の物乞いは日常化しており、「あげないで」と言われますが、可愛いんでつい与えてしまいます。
 
トレッキングの案内役はシェルパ。疲れが目立ったときには、すかさず小太鼓のリズムでシェルパダンスが始まります。暇が出来ると、サイコロ博打に熱中して時間を忘れてしまいます。
ネパールの2月は日本の春から初夏の陽気。ヒマラヤ蘭や石楠花など、名も知れぬ花が一斉に開花します。中でも石楠花(ラリーグラス)はネパールの国花で、日本の桜みたいにどこに行っても豊富で、真紅の花が印象的です。

最終目的地・標高3198mのゴラパニ・プーンヒルは、アンナプルナやマチャプチャレ・ダウラギリなど、標高8000mを越える峰嶺の展望台です。 純白の雪冠を被ったヒマラヤ大展望を十分に満喫して、長い道程も忘れてしまう一時です。



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