<北アルプスの山岳写真>北アルプスの山岳写真は、ダイナミックな岩稜や雪稜、夏には豊富な高山植物が彩りを添える。氷河こそ存在しないが、ヨーロッパアルプスの日本版であり、世界でも類を見ない。そんな北アルプスの 山岳写真を撮り続けて久しいが、未だ未だ満足するにはほど遠い。 季節毎・年毎に自然の表情が異なり、何時行っても新鮮な魅力で微笑んでくれるのだ。 このギャラリーの主題が北アルプスとはいっても、広大な山域の魅力のほんの一部分である。 槍ヶ岳や穂高岳、白馬岳等の単独山域だけでも纏めるのは大変なのだから、北アルプス全域となると ライフワークとして取り組む覚悟が必要であろう。 |
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<北アルプスの山域>地理学的には飛騨山脈、富山県・岐阜県・長野県に連なる山脈となっているが、北部の剱岳・立山は富山県、白馬岳に連なる朝日岳は新潟県にあり、縦走すれば親不知で日本海が見られる。 明治時代に来日した英国人のガウランドが日本アルプスと言ったとされるが、北アルプスの他に 赤石山脈の南アルプスや木曽山脈の中央アルプスがある。 北アルプスは、南北105km・幅25kmほどだが、アプローチを含めれば広大な山域だ。 日本には3000mを超える高峰が21座あるが、富士山を除いた20山が日本アルプスにある。 北アルプスには、その内の9山があり槍ヶ岳・穂高岳・剱岳などアルペン的な岩稜が多い。 |
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<私の撮影ポイント>広大な北アルプス、夏であれば縦走も可能だが、撮影するには機材や山用具で夏期でも20Kg以上は背負う。夏は槍穂高岳や後立山・立山剱岳周辺が多いが、冬には多くの山小屋が閉鎖されるため、冬期小屋か 天幕泊となる。年末年始には燕山荘や宝剣山荘が特別営業してくれるので、ほぼ毎年通っている。 冬山の撮影は11月下旬の立山剱御前にて天幕泊撮影、年末年始は燕山荘か宝剣山荘、以後は通年営業の 赤岳展望荘や赤岳鉱泉、西穂山荘・八方池山荘をベースに3月頃まで冬山の撮影を続けている。 春山からは、稜線の穂高岳山荘や北穂高小屋・槍ヶ岳山荘・双六小屋、白馬山荘や唐松岳頂上山荘などで秋の紅葉まで続く。 蝶が岳冬期小屋や槍穂高岳の冬期小屋か遠見尾根への天幕泊もやるが、最近は 入山者も少なく、ラッセルに汗をかくには年齢的にも厳しくなってきた。 |
雨上がりの大正池
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紅葉新雪の穂高
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盛夏の穂高岳
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槍ヶ岳盛夏
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紅葉の槍ヶ岳
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朝焼けの槍ヶ岳
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秋の槍穂高連峰
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鷲羽岳秋景色
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燕岳盛夏
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厳冬薬師岳と室堂
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雪嶺大日岳
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明ける五竜岳
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