大雪山の錦秋

北海道の大雪山は、日本で最も早く紅葉が訪れる山域である。           9月になると、早くも標高1980mの黒岳の樹林にも色づきが目立ち始める。初夏の雪融けと共に咲き誇ったチングルマも、秋風に白い穂を妖しく靡かせ、赤い紅葉が地表を埋め尽くした。
草原のウラシマツツジも、真っ赤なカーペットを敷き詰める。
そして本番がナナカマド、一斉に艶やかな錦秋の最盛期を迎える。
                                                                                                                     
   

レポート: 2005年9月11日〜9月16日
ルート : 旭川駅=層雲峡 ロープウエイ&リフトにて黒岳7合目へ。 歩行で黒岳7合目〜黒岳頂上(1984m)〜雲の平〜北鎮岳(2244m)〜黒岳石室(泊)〜北海岳(2149m)〜白雲岳(2229m)〜白雲岳避難小屋(泊)〜赤岳(2078m)〜銀泉台へ下山 バスにて銀泉台=層雲峡=旭川駅  


<写真をクリックすると、大きな写真にリンクします(サイズは480×360)>
<層雲峡のロープウエイ駅>
未だ殆どが緑一色、
色づくのは10日以上先か・・
<黒岳頂上近くの岩>
ナナカマドもオレンジ色から 
赤へと色づき始めてる(11日)
<黒岳頂上からの俯瞰>
雲の平から北鎮岳斜面の
ナナカマドも90%色づく
<黒岳天幕場より北鎮岳>
旭岳に次ぐ標高2140mの
北鎮岳斜面の紅葉。
<白雲岳下部の紅葉>
赤紅葉と黄葉、常緑のハイマツ
とのコントラストが見事。
<北海平のウラシマツツジ>
旭岳を背景にウラシマツツジの
紅葉が最盛期だ(12日)
<チングルマの紅葉 1>
御鉢平より流れる北海沢
残雪とチングルマの紅葉
<チングルマの紅葉 2>
赤紅葉に、純白の名残の穂が
幻想的に妖しく揺れる。
<北海岳頂上>
  風が強いが、旭岳から白雲岳に
かけての展望が見事である。
<白雲岳下のナナカマド 1>
化雲岳を背景にナナカマドの
紅葉が最盛期を迎えている(12日)
<白雲岳下のナナカマド 2>
虫食いの無い見事な紅葉
曇天でも赤が冴える。
<高値ケ原入口のナナママド>
標高が低い性か、未だ
オレンジから黄色、緑も目立つ。
<早朝の高値ケ原とトムラウシ>
3日間の悪天が続いた後の下山日
日出の太陽に残雪も輝く。
<高値ケ原とナナカマド>
 悪天後の清清しい早朝
登山者の足取りも軽やかである。
<初霜とナナカマド紅葉>
昨日14日、白雲付近に初雪
翌日には至る所に霜柱が・・・
<赤岳頂上付近>
標高2078mの赤岳山頂の
紅葉は既に終章を迎えている。
<奥の平付近の紅葉>
雄阿寒岳の勇姿を遠景に
ダケカンバの黄葉の始まっている。
<赤岳斜面の紅葉>
紅葉しない配松の緑と
ナナマカドのコントラストが見事。
<コマクサ平付近の池と紅葉>
ウラシマツツジの赤と、
草紅葉が池に映える。
<銀泉台の下山口>
コマクサ平より銀泉台までは
未だ緑が多く残っている。



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